otokosuki-around30.hatenablog.com
若くして新宿で株式会社を経営する彼は、今迄に出会ったことない人でした。とにかくプライドが高く、思ったことはすぐに言う。
私が新宿で終電逃して家行きたいアピールし、快く受け入れてくれるものかと思ったら
「電車逃したのは自己都合だろ。タクシーで帰れば。
タクシー代が高いって思うなら出せるように稼げばいい話じゃん。
男が誰でも家にあげると思ったら大間違い。一人で過ごしたい時もあるし急に来られてもこっちも掃除とか準備がある。そ
もそもプチ潔癖だからそんなに家に呼ぶの好きじゃない。いつでも来ていいよっていう優しい男と付き合えば？」
なんも言えない。。。甘いやりとり期待してたのに、向こうの方が上手過ぎる。
自分の甘えで彼が冷たいと思ってしまったが、男は家に彼女が来たら喜ぶという固定観念をぶつけて怒らせた。
家に呼ぶのも優しさなのね。。。
セックスの時も、お腹を触られ「ポニョじゃん。これ以上太るなよ？俺60キロ以上は女と思ってないから。」とニタニタしながら言うからまだしも、発言だけだとモラハラ。笑
それとか、太りやすいからと食にも好みを示さなかった彼に対し、私は食べることが大好き。
私が食べ物の新作の話をよくしてたら「お前食べ物の話ばっかだな。わざわざ金かけて太る努力をするな」と言われたことも。「顔がでかい」と言われることも。
この件に関しては、油断していたら太ることや、痩せなきゃという意識、食べ過ぎ防止に対してとてもガツンと効きましたわ。
”わざわざ金かけて太る努力をするな”
今でも忘れられないフレーズになったことは間違いない。
寂しくて会いたくて連絡した時は「連絡してくるのは構わないけど、一人でも気持ちを持ちなおせるよう精神をコントロールできるように鍛えられるようになろう。
俺も仕事で辛くなった時、すごく落ち込むこともあるけど、そんな時はこの動画を見るようにして”俺は間違ってない”ってモチベーションを上げてるんだ。共有するね」と動画のURLがきたことも。
その動画は素晴らしい物だった。私の心の弱さなんてしょーもないって思えるような、どの動画見て感動して泣いた。
元ホストの経験を活かし、とにかく稼ぎたい彼は今でも知り合いの店のヘルプを趣味程度にしている話を聞いた。本当は出勤だからバイバイのところ、ホストクラブ未経験の私に「一度は行ってみて！じゃあ、働いてる俺を見て欲しい」とお金を立て替えてくれ、ホストクラブに同伴で行ったことも。
初回の指名料がかかっていたが、立て替えてくれてるし、その後行くことも誘いもなかった。ずっと興味のあったホストクラブを経験させてくれた。
泊まりたい要望については特にもめた。
「お前ホント我が強いな、自己主張が強い。気づいてないの？自分の物差しで物事決めるなよ」
そんな事も言われた。私って我が強いのか・・・。誰にも言われたことなかったな・・・。彼に指摘されることは誰からも言ってもらえない新しい気づきばかりだった。
親にはワガママ通してきたことは素直に認めるけど、すごく気を使ってる人間だと思って言いたいこともかなり我慢していると思ってたのに。幼稚だったんだな。。。
自分の事なのに全然わからなかった。
常に気を引き締め、精神を磨くべく言いたいことを我慢していたら、ヤハリ爆発し、大げんかになることも。我慢するような付き合いならしない方がいいと。そんな形で終わりました。
スパルタのような彼に怯えていたような尊敬していたような。
すごく好きになったから頑張ろうと思えたけど、終わった時泣きじゃくった。
彼がいなくなってしまう不安と、解放されたように肩の荷が軽くなった複雑な気持ち。
彼に会って、色んな事を学べた。人間として中身を成長させてもらった。
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